SPIは「Synthetic Personality Inventory」の略で、リクルートマネジメントソリューションズ社が開発した適性検査です。
2025年現在、就職活動において特に使用率が高い適性検査の一種です。
適性検査にはいくつもの種類がありますが、大学3年生が就活を始める段階で「まずSPIを意識しよう」と言われるほどの知名度を誇ります。
実際、2024年卒の就活生を対象にしたアンケートでは、回答者の9割以上が「SPIを受検したことがある」と答えています。
最終更新:2025年6月8日
SPIは「Synthetic Personality Inventory」の略で、リクルートマネジメントソリューションズ社が開発した適性検査です。
2025年現在、就職活動において特に使用率が高い適性検査の一種です。
適性検査にはいくつもの種類がありますが、大学3年生が就活を始める段階で「まずSPIを意識しよう」と言われるほどの知名度を誇ります。
実際、2024年卒の就活生を対象にしたアンケートでは、回答者の9割以上が「SPIを受検したことがある」と答えています。
書類選考や面接だけでは分かりにくい知的能力や性格特性を数値やデータで測定できる点がSPIの最大の魅力です。
企業としては、業務に必要な基礎力や人柄を短時間で把握しやすくなるため、選考の効率化につながります。
早期退職や配置転換のコストを減らしたい企業にとって、応募者が自社の雰囲気や業務内容に合うかどうかは非常に重要です。
SPIの結果をもとに部署配属を判断するケースも多く、「配属先が人によって異なる」業態の企業ほどSPIを重視する傾向があります。
SPI導入企業の多くは、学生から「しっかりとした経営基盤のある会社」と見られやすい企業です。
企業側としても、一定の学力や思考力を備えている人材を求めている姿勢を示すことができ、ブランディングに繋がります。
中学~高校レベルの国語力、読解力、語彙力などが問われます。
高校数学I・Aレベルの計算力や論理的思考力、図表読み取りなどが出題されます。特に「推論」「場合の数」は高頻出です。
一部の企業は英語検査(同意語・反意語など)やロジカル思考を測る構造的把握力検査を加えることがあります。総合商社やコンサルファームなど、外資系・難関企業で導入されることが多いです。
約300問の質問に対し、自己評価のスタンスで答える形式です。
応募者の思考パターンや対人関係へのアプローチを把握し、自社の文化に馴染みそうかの確認が行われます。
嘘や誇張を見抜く仕組みが存在するため、企業受けしそうな回答を狙いすぎると逆に不自然さが浮き彫りになるというリスクもあります。